ドクターコラム

親子間でのう蝕細菌感染に関して

 

最近、「子どもと親のスプーンやコップなど食器の共有が、必ずしも口腔細菌の感染に結びつくとは限らない」というコメントが口腔衛生学会から発信されました。

親子間でのう蝕細菌感染は、日々のスキンシップを通じて親の唾液に接触することが主な原因なので、食器の共有まではそれほど気にしなくて良い、というものです。

食器の共有に限らず、親(主に母親)の口腔内細菌は唾液を通じて子供に感染することは間違いありません。

実際に母親と子どもの唾液を細菌顕微鏡で調べると、菌の種類は驚くほど一致しています。母親が歯周病菌を持っていると、子どもにまで引き継がれることが多いのです。

 

このため、

①妊娠時期から出産に備えてしっかりと口腔ケアをすること

②母親から子どもへのう蝕菌の感染は出産直後から十分に注意すること

③1歳半から2歳半の間に高頻度で親子感染が起こるため注意すること

 

上記3点がポイントです。

 

③の期間は、母親だけではなく父親や祖父母など家族全体に啓蒙することが求められます。

子どものう蝕感染は、将来のお口・全身の健康にまで関わっていく問題です。
そのため、妊娠期からの口腔ケア、食器の共有のみにこだわらず、唾液を通じて感染する可能性を少しでも下げるなど、様々な取り組みが推奨されます。

 

当院では、虫歯に強い歯を作るためのフッ素塗布、お子様へのブラッシング指導などを行っています。
年齢に応じた歯のケアに関する資料もご用意していますので、お気軽にお声がけください。

 

矯正症例のご紹介(インビザラインファースト)

お子様でも適用できる「インビザライン・ファースト」で矯正を行った患者様のご紹介です。

 

患者様プロフィール

 

年齢:9歳(男性)

 

気になる箇所:
①上の前歯(永久歯)が生えてきたが、ハの字型になっている。すきっ歯になっていて心配
②永久歯が大きく、きれいに永久歯が並ぶのか不安
③永久歯の左下犬歯が内側に生えてきた
④これから順調に生え変わるか見てほしい

治療方針
①正中離開を閉じる
②歯列弓(アーチ)の拡大
③噛み合わせ平面凹凸をスムーズに改善
④アーチを拡大してできたスペースを使って永久歯萌出のスペース確保
⑤歯並びをシンメトリー(左右対称)に最終仕上げ

 


治療中の副作用、リスクなど
歯の移動に伴う骨吸収・動揺
永久歯萌出によるアライナー適合不良
咬合の変化によるアライナーの浮き
歯列矯正による一時的な咀嚼能率低下・隣接面への食片圧入




治療期間:1年7ヶ月(2021年9月〜2023年3月)


通院回数:15回


費用:66万円(税込)

矯正前と後の比較

上顎前歯付近

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下顎前歯付近

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上顎前歯の変化

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右側面の変化

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左側面の変化

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患者様のお父様のコメント

上顎永久歯が生えてきた時に、意外と歯が大きく顎とのバランスが取れるのか、心配だったんですが、早めに対応いただいてよかったです。順調に永久歯が生えてきて、きれいな歯並びになったので、今ではとても安心しています。子供が学校でつけて入れてくれなくて、前半は苦労しましたが、後半は本人が自覚を持ってつけてくれたので、順調に歯並びが良くなりました。

 

担当医からのコメント

インビザラインシステムには、お子様でも適用できる「インビザライン・ファースト」があります。ワイヤーの装置をつけるのに抵抗のあるお子様には有効な治療法です。成人の場合は1日20時間以上の装着時間が必要なのですが、お子様の場合は15時間以上装着で合格です。ご自宅に帰られてから就寝、朝起きるまでつけていただくとだいたい15時間くらいつけられたことになります。ご本人の努力とご両親の協力の両方が必要となってきますが、永久歯が生え揃う時に、きれいな歯並びを獲得することが期待できます。

 


 

歯並びが気になる方はお気軽に当院へご相談下さい。
矯正ページでも症例や矯正プランの詳しい情報を掲載しています▼

https://www.nagaokakyo-dc.com/orthodontics/

 

 

 

 

矯正症例のご紹介(キレイライン)

矯正症例の中からキレイラインのケースをご紹介いたします。

 

患者様プロフィール

 

年齢:40代(男性)

 

気になる箇所:
①上の前歯がすきっ歯になっているので、間を閉じたい
②合わせて歯の軸を内側に引っ込めたい
③下の前歯の高さを合わせたい

治療方針
①下顎歯列のリトラクション(歯列の引き締め)
②できたスペースに上顎前歯のアーチを引き締めつつ空隙を閉鎖
③上下の歯列をシンメトリー(左右対称)に最終仕上げ


治療中の副作用、リスクなど
歯の移動に伴う軽微な痛み
骨吸収・歯根吸収・動揺
一時的な知覚過敏
矯正による一時的な咀嚼能率低下


治療期間:7ヶ月(2023年1月〜2023年8月)


通院回数
:5回


費用:33万5,800
円(内訳 治療費319,000円+通院料合計16,800円)税込

矯正前と後の比較

赤丸枠を比べると、歯の隙間が無くなっているのがわかります。

患者様のコメント

いつも上の前歯がすきっ歯で食べ物が詰まりやすいのが悩みだったので、隙間を詰めてもらいつつ、歯並びを内側にできないか相談しましたが、思った通りに歯並びを作ってもらいました。食事もしやすくなりました。思ったより短期間に終了して嬉しかったです。

 

担当医からのコメント

キレイラインは奥歯の噛み合わせを変えない範囲で行う歯列矯正ですが、特に今回のケースのような、空隙歯列(すきっ歯のある歯列)は比較的短期間で解決することができます。

あとは患者さんが1日20時間以上、確実にアライナー(マウスピース)を入れられることがとても大切です!キレイラインの7セットコースはソフト・ハードの2枚が7セットとなっています。ソフトを1週間・ハードを2週間つけますので、3週間を7セットということは合計21週間の装着が組み込まれています。矯正は期間限定なので、頑張って1日21時間以上の装着をお願いいたします!


歯並びが気になる方はお気軽に当院へご相談下さい。
矯正ページでも症例や矯正プランの詳しい情報を掲載しています▼

https://www.nagaokakyo-dc.com/orthodontics/

 

 

 

 

矯正症例のご紹介(ローコスト)

矯正症例の中からローコスト矯正のケースをご紹介いたします。

 

患者様プロフィール

 

年齢:30代(女性)

 

患者様の気になる箇所:

①上の前歯が傾いているのがコンプレックスできれいに治したい
②下の前歯が乱杭になっているので上と一緒に治したい

 

治療方針

①下顎前歯のIPR(隣接面削合)と配列
②できたスペースに上顎前歯の唇側傾斜を改善
③上下の歯列をシンメトリー(左右対称)に最終仕上げ


治療中の副作用、リスクなど


歯の移動に伴う軽微な痛み
骨吸収・歯根吸収・動揺
一時的な知覚過敏
矯正による一時的な咀嚼能率低下


治療期間:6ヶ月(2023年1月〜2023年7月)


通院回数
:5回


費用:31万3,800
円(内訳 治療費297,000円+通院料合計16,800円)税込

 

矯正前と後の比較

 

白丸枠を比べると、歯並びのがたつきがキレイに並んでいることがわかります。

赤枠内、前歯の並びのがたつきもキレイになりました。

 

患者様のコメント

気になっていた所が半年で改善したので、矯正治療をやってみてよかったです。
途中で装着時間が短くなってしまい、就寝時間しか付けていませんでした。

 

担当医からのコメント

ローコストでの症例となります。
ローコストは歯の表面にアタッチメントを付けるので、細かい配列コントロールが得意です。奥歯の配列を動かすことはできません。
装着時間が一時期12時間程度と短くなってしまいましたが、最終的には概ねゴールの位置にスムーズに歯が並びました。

 


歯並びが気になる方はお気軽に当院へご相談下さい。
矯正ページでも症例や矯正プランの詳しい情報を掲載しています▼

https://www.nagaokakyo-dc.com/orthodontics/

 

 

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