2016年3月23日
こんにちは、歯科衛生士の田中です!
皆さんは咬む力がどれ位(何kg)あるか知ってらっしゃいますか?
男女で差はありますが大体自分の体重と同じ位かそれ以上の力の咬む力があります。
男性だと最大で100kg位の力が奥歯にかかっています。
普段の食事では1/2~1/4の力で咬んで調節しています。
物を咬むためにこれだけの力がかかっているなんてビックリですよね☆
こんなにも歯に強い力がかかっているのですから、歯が折れたり欠けたりしても不思議ではありません。
でも、それだけの力に耐えれる歯はとても丈夫な構造になっています。
咬むとは違いますが、人はよく歯ぎしりをしてしまいます。
歯ぎしりというと皆さんは寝ている間の嫌な音を想像しますよね!
でも実はは大きく3つに分けられています!
☆グライディング(歯を上下にこすりつける)
☆クレンチング(歯をくいしばる)
☆タッピング(歯を鳴らす)
この中でも最も多くにみられるのがグライディング(歯ぎしり)です。
上下の歯を強く咬んだ状態で横に滑らせ、こすり合わせる動きをいいます。
主に眠っている時に起こることが多いようですが、起きている時にもしている人がいています。
このグライディング(歯ぎしり)ですが実際には音のしない歯ぎしりをする人もいるので気がつかない方も多くいてらっしゃいます!
次にクレンチング(歯をくいしばる)ですが、クレンチングは歯をくいしばったり、咬み合わせたりすることをいいます!
人の歯が咬みあっている時間は実際20分程度と言われ、普段無意識の場合、上下の歯は接触しておらず少しの隙間があります!
クレンチング(歯をくいしばる)をしている人はこの20分よりも長く歯をくいしばっており、強い力が歯に加えられることになります。
次にタッピングは上下の歯をカチカチと咬み合わせる(歯を鳴らす)もので比較的頻度の少ないタイプです。
歯ぎしりが起こっている状態は2つに分けて行われています。
◆睡眠時ブラキシズム
◆覚醒時ブラキシズム
睡眠時ブラキシズムと覚醒時ブラキシズムは言葉の通り眠っている時に無意識に起こる歯ぎしりと起きていると起きている時に起こる歯ぎしりのことです。
起きている時に起こる歯ぎしりは癖と言われており、いずれにしてもあまり自覚がないのでとても厄介ですね!
歯ぎしりはとても奥深いので、皆さんが歯ぎしりしているか、御家族やご友人の方に聞いてみて下さい!!
もしかすると意外な反応が返ってくるかもしれませんよ!!